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異次元の少子化対策は徐々にトーンダウン?


 

「骨太の方針2024」では少子化対策を重視せず!


 政府は6月4日、経済財政諮問会議を開き、来年度予算編成の基本的な指針となる「骨太の方針2024」の骨子案を示しました。この中で、少子化対策に関しては、第3章の「主要分野ごとの基本方針と重要課題」の一つとして「少子化対策・こども政策」が挙げられるにとどまり、「次元の異なる少子化対策」とはほど遠い取り上げ方となっています。

 この日の会議で岸田首相は、「経済再生と財政健全化を両立させる歩みを更に前進させていく必要がある」と述べ、「人口減少が進む中でも豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会に向けて、経済あっての財政の考え方の下、2030年度までの6年間を対象期間とする経済・財政新生計画として取りまとめる」考えを示しました。

 さらに、岸田首相は、「人口減少・少子化が進む中でも、豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会を構築していかなければならない」として、「人口減少・少子化」社会においても持続可能な社会を目指す考えを強調しました。しかし、首相挨拶の全文を見ても「少子化対策」や「子ども・子育て支援」「こども家庭政策」「保育」といった言葉は、どこにも出てきませんでした。

 首相自らが「次元の異なる少子化対策」を標榜し、「こども未来戦略」を閣議決定し、今年度から「こども・子育て支援加速化プラン」に取り組んでいるにもかかわらず、まもなく策定される「骨太の方針2024」においては、少子化対策や子ども家庭政策が重視されることはなさそうです。

 なお、「骨太の方針2024」骨子案の柱立ては次の通りです。

第1章    成長型の新たな経済ステージへの移行

第2章    社会課題への対応を通じた持続的な経済成長の実現 ~新たな経済ステージの実現

第3章 中長期的に持続可能な経済社会の実現

第4章 当面の経済財政運営と令和7年度予算編成に向けた考え方

 ちなみに、この第3章の「3.主要分野ごとの基本方針と重要課題」の中で、「(2)少子化対策・こども政策」が挙げられています。

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