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利用率の減少や人件費の上昇でも黒字施設が増加
処遇改善をはじめとした公定価格の引き上げがポイント 福祉医療機構が先ごろ、2024年度保育所・幼保連携型認定こども園の経営状況についてまとめたところ、保育所・こども園ともに利用率が減少し、保育士等の人件費も上昇しているにもかかわらず、サービス活動増減差額比率(いわゆる黒字)は上昇していることが分かりました。 その最大の要因は、2024年度に処遇改善等加算が10.7%と大幅に引き上げられ、公定価格である利用児童単価(児童1人1か月当たりサービス活動収益)が上昇したことにあると考えられます。 言い換えれば、少子化の進行に伴い、今後さらに利用児童数が減少していくことが予想される中で、経営の安定を図るためには処遇改善等加算をはじめとした公定価格の引き上げ、とりわけ人口減少地域における小規模施設の単価引き上げが大きな意味を持つことになると言えそうです。 加えて、地域の保育者養成校の衰退と相まって、全国的に保育人材の確保が難しくなってきており、処遇改善をはじめとした雇用環境の改善が喫緊の重要課題となっています。これは、施設経営にとって人件費の上昇に直

吉田正幸
5 時間前


データが示す保育人材不足の要因とは
職員不足と現場の負担増が招く負のスパイラル 福祉医療機構はこのほど、「2025年度保育所・認定こども園の人材確保に関する調査結果」をまとめましたが、そこからは「職員不足⇒現場負担の増加⇒退職者の増加⇒職員不足」という悪循環に陥る負のスパイラルが見えてきました。 言い換えれば、保育人材の不足を招いている要因を積極的に取り除くことができれば、人材不足に陥らずに済む可能性が高まるとも言えそうです。 調査結果によると、職員不足の理由として、「採用したい人数を採用できていない」が8割と最も多いのですが、これはそもそも職員不足からもたらされた問題に起因するものです。職員不足がもたらした影響を聞くと、「現場負担の増加」が8割を超えていますが、現場の負担の大きさが職員の退職を招き、それによって職員不足が生じ、それがさらに現場の負担増につながるという悪循環を生むことになります。 また、近年、急速に普及し始めているICTを活用するかどうかも、職員不足に影響を及ぼすようです。調査結果によると、ICT機器が充足している施設のほうが、不足している施設より職員不足と

吉田正幸
2025年12月25日


保育所・認定こども園の4割強が職員不足と回答!
人材紹介会社に 1 施設当たり200万円以上の手数料を支払い! 福祉医療機構がこのほど、2025年度保育所・認定こども園の人材確保に関する調査結果をとりまとめたところ、これら施設の4割強が職員不足であると回答していることが分かりました。また、計画通り正規職員を採用できたと答えた施設は、新卒・中途ともに3割程度にとどまるなど、依然として保育人材の確保に苦労している様子が読み取れました。 このうち中途採用の場合は、人材紹介会社に頼らざるを得ないケースが多いと考えられますが、その満足度を聞くと、「紹介の迅速さ」について「とても満足」「やや満足」が約63%と比較的高い割合を示した一方、「保証期間・返戻保証率」や「紹介手数料」に関してはそれぞれ約1割に過ぎず、「紹介される人材の質」や「採用した職員の定着」についても5割程度にとどまっていました。 人材紹介会社に支払った1年間(2024年度)の紹介手数料については、1施設当たり約203万円にも及んでいました。調査報告によると、「これは1施設当たりのサービス活動収益に対して0.98%に相当し、決して安いと

吉田正幸
2025年12月18日


保育所等の利用率は低下しても収益性は上昇
認定こども園のほうが安定した経営状況にはあるが… 福祉医療機構がこのほど、「2023 年度 保育所および認定こども園の経営状況について」のレポートをまとめたところ、保育所も認定こども園も少子化による利用率の低下に見舞われながら、公定価格や処遇改善等加算の算定率の引き上げな...

吉田正幸
2025年3月4日


過疎地の園経営で好事例を分析
福祉医療機構が経営良好な園の事例レポート 福祉医療機構はこのほど、「過疎地における保育所・認定こども園の経営良好先の取組み事例」についてのレポートをまとめた。過疎地でも良好な経営状況にある施設の取り組みを分析することで、持続可能な施設経営の在り方について考察したものだ。...

吉田正幸
2023年12月3日
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