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利用ニーズほど増えない一時預かり事業
こども誰でも通園制度に流れる可能性も こども家庭庁の令和8年度概算要求の中で、人件費等の上昇に対応するため、一時預かり事業の補助金額がベースアップされました。ただ、同庁の資料によると、実施か所数こそ増えているものの、延べ利用児童数は必ずしも増えておらず、10年前に比べてむ...

吉田正幸
4 日前


8時間・11時間の“台形”問題の解決に迫れるか?
朝夕や シフト、ノンコンタクトタイムを考慮した職員配置を こども家庭庁が今年度に実施する調査研究事業には、いろいろ注目すべきものがあります。その中で今回は、「延長保育及び夜間保育を含めた保育利用時間等の実態及び早朝・夜間・休日等を含めた保育ニーズの把握に関する調査研究」を...

吉田正幸
9月5日


子どもの裸体撮影で不適切な対応が問題に
園も町も信じがたいほどのお粗末な対応! 2か月ほど前のことになりますが、福島県浪江町の町立認定こども園で男児(2歳)に皮膚病の疑いを抱いた看護師が裸の姿を撮影し、非常勤の小児科医にメールで写真を送付しようとしたところ、誤って男児の母親に誤送信したという問題が発生しました。...

吉田正幸
8月27日


処遇改善の実感を持てない保育士が過半数に!
保育士の6割が就業継続意向、2割が他職種を希望 佐賀県が先ごろ、令和6年度保育士実態調査報告書をまとめたところ、処遇が改善していると受け止めていない保育士が過半数に及んでいることが分かりました。ここ数年間に一定の処遇改善が進んできたにもかかわらず、保育士の処遇改善に対す...

吉田正幸
8月17日


仕事と育児の両立に関する若者の意識は?
離職率を下げるカギは理想の働き方ができているかどうか 厚生労働省の共働き・共育てを推進する広報事業「共育(トモイク)プロジェクト」はこのほど、「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査」結果(速報)を公表しました。この調査は、保育と直接的な関係はありませんが、そこ...

吉田正幸
8月5日


公立保育所のある市町村の3割が主食を持参!
戦後の食糧難や保育所の職員配置の違いなどが背景に 「保育園からおむつの持ち帰りをなくす会」はこのほど、公立保育所のある市区町村を対象に、保育所でご飯など主食の持ち込みをさせているかを尋ねたところ、約3割の市町村でご飯や米など主食を家庭から持参させていることが分かりました。...

吉田正幸
8月4日


保育園が不動産投資のターゲットに!
保育園に着目した投資ファンドの創設や 保育園信託も 三菱UFJフィナンシャル・グループ 等の 金融機関や不動産事業・リース事業企業などがこのほど、社会的な貢献度の高い不動産に着目した新たなファンドを立ち上げ、保育園や賃貸住宅、シェアオフィス、ホテルなどを組み込んだ投資を展...

吉田正幸
7月14日


“こどもまんなか”が見えない各党の公約
量的な少子化対策しか捉えていない政治の限界か? 今月20日に投開票が行われる参議院議員選挙に向けて、各政党の公約がほぼ出揃いました。子ども・子育てや保育、少子化対策という観点からみると、残念ながらどの党も物足りなさを感じるのが実情です。少なくとも...

吉田正幸
7月7日


保育人材確保の好事例から何を学ぶか
対症療法ではない魅力的な職場環境づくりを 依然として人材難が続くなか、先ごろ 「保育人材確保に関する取組事例集」がまとめられました。これは、こども家庭庁の令和6年度子ども・子育て支援等推進調査研究事業の一環として、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが実施した「保育人材確...

吉田正幸
6月25日


佐賀県が保育所等向けに多言語コールセンターを開設
外国籍の子どもの保護者とのコミュニケーションを支援 佐賀県はこのほど、県内の保育所や認定こども園などが利用できる多言語コールセンターを開設し、運用を始めたと発表しました。外国人労働者が年々増え、保育を受ける子どもも増えていることから、子どもの保護者とのコミュニケーションを...

吉田正幸
6月16日


子どもが保育者になりたい希望は持続するが…
保育者を希望する子どもそのものが減っていく傾向に! ベネッセ教育総合研究所がこのほど、「子どもたちのなりたい職業」に関する調査結果をとりまとめました。これは、同研究所と東京大学社会科学研究所が2015年から2024年にかけて約2万人の小中高校生を対象に共同で実施した「子ど...

吉田正幸
6月4日


保育人材の確保で重要な課題が明らかに
小規模施設の優位性、地方から都市部への人材流出、養成校の危機etc. 三菱UFJリサーチ&コンサルティングがこのほど、「保育人材確保にむけた効果的な取組手法等に関する調査研究報告書」をとりまとめました。これは、こども家庭庁の令和6年度調査研究事業の一環として行われたもので...

吉田正幸
5月28日


若者や女性にも選ばれる自治体とは?
生活満足度や地域の未来の捉え方に自治体間で大きな差! 若者・女性にも選ばれている自治体と、真逆の自治体を比較したところ、若者や女性にも選ばれる自治体では人口規模の大小にかかわらず、生活満足度が平均的に高いことが分かりました。調査結果からは、子育て支援も大切な役割を担ってい...

吉田正幸
5月5日


私大の縮小・撤退は保育者の養成にも影響?
文科省が私大の存続危機で縮小・撤退を支援 少子化の進行が私立大学・短大の存続にも大きな影を落としていますが、その中でも特に短大経営は厳しいと考えられます。これに関して文部科学省は、大学・短大の再編・統合や縮小、撤退を推進していく考えで、学生数の減少が著しい短大にとっては厳...

吉田正幸
4月24日


幼児教育の普及で少年の暴力犯罪が減少!?
幼児教育への投資は社会の安定や発展にも貢献 1960年代における幼児教育の拡充が、少年の暴力犯罪の減少や10代の妊娠率の低下につながった──こんな調査研究結果が明らかになりました。これは、東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授、立教大学経済学部の安藤道人教授、専修大学...

吉田正幸
4月11日


保育者は小学生女子のなりたい職業から脱落
「大人になったらなりたいもの」でベストテン圏外に! 小学生女子に「大人になったらなりたいもの」を聞いたところ、「幼稚園の先生、保育士」がベストテンにも入らなかったことが分かりました。3年前の調査までは、なりたい職業の常に上位に入っていましたが、一昨年の6位、昨年の7位と下...

吉田正幸
4月6日


保育士の多様な勤務形態にどう対応するか?
常勤、短時間勤務、勤務時間短縮、スポットワークの違いとは 保育者の人材確保をめぐって難しい状況が続くなかで、その勤務時間や勤務形態の在り方にどう対応するかが保育現場の大きな課題となりそうです。 具体的には、「常勤保育士」や「短時間勤務保育士」「勤務時間短縮保育士」「スポ...

吉田正幸
3月29日


有料の習い事が認可保育所でも可能に!
体操や音楽、英語など園児獲得の道具に使われる懸念は? こども家庭庁のこども家庭審議会に置かれた子ども・子育て支援等分科会が先ごろ開かれ、その中で規制改革に関係する保育政策として、「認可保育所における付加的サービスの円滑化」について改めて説明が行われました。...

吉田正幸
3月24日


私幼の1/4は今後も新制度に移行せず!
移行しない私学助成園は今後さらに厳しい状況に! こども家庭庁が先ごろ、令和6年度私立幼稚園の子ども・子育て支援新制度への移行状況等調査結果をまとめたところ、既に移行した園も含めて私立幼稚園の約72%が令和7年度末までに子ども・子育て支援新制度に移行する見込みであることが分...

吉田正幸
3月12日


昨年1年間の出生数は70万人割れが確実!
超少子社会を前提に発想の転換を 厚生労働省がこのほど公表した令和6年9月分の人口動態統計月報(概数)をみると、令和6年1月から9月まで9か月間の出生数が51万1061人となり、令和5年の同期間より3万1863人も少なかったことが分かりました。昨年1~9月の出生数は、全ての...

吉田正幸
2月17日
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