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厚労省が職業紹介サービスで注意喚起のリーフレット


 

有料職業紹介サービスを利用する際の注意事項とポイントとは


 保育士や看護師、介護従事者等の採用に際して、求人側と職業紹介事業者との間で紹介手数料などの条件等をめぐってトラブルとなるケースも起きていることから、厚生労働省はこのほど、有料職業紹介事業者を利用する際の注意点をまとめるとともに、無料の職業紹介を行うハローワークや福祉人材センター等の利用を勧奨するリーフレットを作成しました。

 有料人材紹介事業者は高額な手数料を取ることから、職員の急な退職等で求人を余儀なくされた園にとっては、やむなく利用せざるを得ません。しかし、紹介手数料が高額な上に、採用した職員が数か月で辞めても手数料がほとんど返ってこないなど、厳しい条件のところが多く、トラブルになるケースもみられます。

 そこで、厚労省が、有料職業紹介事業者を利用する際の注意点やチェックポイントをまとめるたリーフレットを作成したものです。これで十分とまでは言えないものの、自分たちの身を守るために最低限のポイントは示してありますので、一度目を通しておくことも大切だと思われます。

 それによると、注意事項として次の諸点を挙げています。

□有料職業紹介の利用には手数料が必要

・条件等によっては、一人の紹介に100万円を超える手数料が発生する場合もある。

・契約に当たっては、手数料を含め条件をよく確認する。

 ※至急の募集など、条件によって手数料は更に高額になる場合がある。

□採用した人材がすぐに退職してしまっても、手数料の支払いが必要となる場合がある。

 ・事業者によっては早期の退職の場合、手数料の一部または全部を返金する制度(「返戻金」制度)を設けている場合がある。返金の対象となる期間・返金額の割合等は紹介事業者によって異なるので、契約前に確認し、できる限り返金制度が充実した事業者を選択することを推奨する。

□得意分野など紹介事業者には様々な事業者がある。

 ・希望の条件にあった人材の紹介を受けるなど納得したサービスを受けるため、これまで取引のない事業者を利用する場合には、「人材サービス総合サイト」に掲載されている情報を確認したり、同業他社に評判を確認するなどの情報収集を行う。

 ・特に、金額や条件等ではわからない部分(例えば、募集者のニーズ等にあった人材を紹介してくれるか等)といった点については、情報収集が重要。

 また、職業紹介サービスを利用する際のチェックポイントとしては、次の諸点を挙げています。

〈職業紹介事業者を選ぶとき〉

①事業者に関する基本的事項

 ・職業紹介事業の許可を取っているか

・適正な職業紹介事業者として認定を受けているか

・取引実績や評判は優良か

・紹介した求職者の定着率は高いか

②事業者・担当者の姿勢

 ・求人者のニーズをよく理解しようとしているか

 ・求人者と密に連絡を取り合っているか

 ・求職者のニーズについても十分に把握し、調整に努めているか

③事業者のサービス内容

 ・求人申込み~就職までのプロセスや平均的な期間

 ・紹介手数料、支払方法の明示があるか

 ・早期離職の際の紹介手数料の返戻ルールがあるか

〈職業紹介事業者を実際に利用するとき〉

①求人の希望を伝える

 ・必要とする人材の適性や能力を事業者に十分に伝える

 ・契約内容の確認・検討

 ・紹介手数料、支払方法、返戻制度の規定

②人材の選定

 ・納得のいく人材を選定する

 ・求職者への十分な情報提供

③採用時~採用後(職業紹介サービスとは直接関係しないが、採用後の早期離職を防ぐために有効なポイントとして)

 ・円滑なコミュニケーション

 ・職場環境の点検

 ・処遇の改善


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