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令和7年の出生数は1.5万人減って約67万人に

  • 執筆者の写真: 吉田正幸
    吉田正幸
  • 6月3日
  • 読了時間: 2分

減り方はやや緩和したものの少子化は止まらず


 厚生労働省が6月3日、令和7年人口動態統計月報年計(概数)を公表したところ、昨年1年間の出生数は前年より1 万4937 人少ない約67万1000人、合計特殊出生率は0.01ポイント低い1.14であることが分かりました。前年より4万人あまり減った令和6年の出生数に比べて、減少の程度は少し緩和したとはいえ、減少傾向を反転させるまでには至っておらず、依然として厳しい少子化が続いていると言えそうです。

 少子化の大きな要因として、未婚化・非婚化、晩婚化・晩産化が上げられていますが、今回の月報年計(概数)データによると、婚姻件数は48 万9119 組で前年より4027 組増加しており、婚姻率(人口千対)も前年より4.0 より0.1ポイント高いは4.1 となっています。

 離婚件数についても、17 万9068 組と前年より6836 組減少し、離婚率(人口千対)はポイント低い1.50となっています。

 この婚姻件数の増加や離婚件数の減少が、出生数の減少度合いをいくらか緩和したと考えられますが、近年の少子化の最も大きな要因である若い世代の人口減少が今後も続くことから、婚姻件数の増加だけでは少子化のトレンドを変えるには至らないと見られています。

 なお、厚労省が発表した人口動態統計月報年計(概数)によると、出生数をはじめとした人口動態に関して、次のようなデータが明らかになっています。

〈全体の概要〉

◇出生数:前年より1 万4937 人少ない67 万1236 人と、10年連続で過去最少。

◇合計特殊出生率:前年より0.01ポイント低い1.14と、10年連続で過去最低。

◇出生率(人口千対):前年より0.1ポイント低い5.6と、10年連続で過去最低。

◇婚姻件数:前年より4027 組多い48 万9119 組で、婚姻率(人口千対)は前年より0.1ポイント高い4.1と2年連続の増加。ただし、婚姻件数は、戦後三番目に低い水準となっている。

◇平均初婚年齢:夫が前年より0.1歳下がって31.0 歳、妻が0.1歳下がって29.7 歳。

◇死亡数:前年より1 万5889 人少ない158 万9489 人で、5年ぶりに減少。

◇自然増減数:前年より952 人減って91万8253 人。自然増減率(人口千対)は前年より0.1ポイント増加して7.7となり、全ての都道府県で自然増減数が減少している。

◇母の年齢(5歳階級)別出生数:30~34歳が約25.6万人で最も多く、次いで25~29歳の17.3万人、35~39歳の15.5万人、40~44歳の4.2万人などとなっており、30~34歳だけが前年より増加している。

◇第1子出生時の母の平均年齢:前年と同じ31.0歳で、約50年前の1975年の25.7歳と比べると、第1子出生時の平均年齢が4.4歳も上がっている。

◇都道府県別の合計特殊出生率:前年より出生率があがったのは、岩手(1.12)、秋田(1.05)、富山(1.31)、石川(1.30)、静岡(1.21)、三重(1.26)、滋賀(1.34)、徳島(1.33)、香川(1.40)、高知(1.29)、長崎(1.42)、熊本(1.40)、宮﨑(1.46)となっている

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