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東京・港区が自転車の「子育て送迎ルート」を整備

 東京都港区は、今年度から保育所等への自転車送迎が安全に行えるよう、「子育て送迎ルート」を本格的に整備することにしています。保育施設の周辺の道路に子育て送迎ルートであることを周知する案内サイン(ピクトグラム)を掲示し、路側帯には専用色で塗装して、安全な通行を支援するというものです。

 小学校のあるエリアでよく見かけるスクールゾーンの子育て支援版と言えるかもしれません。ただ、ドライバーや通行者の安全意識を高めることに主眼を置いているため、スクールゾーンほどの交通規制はかからないため、どのくらい実効性があるのか、今後の取り組み状況が注目されます。


 

スクールゾーンの子育て支援版?

 

 港区では、昨年10月13日から10月26日まで、区立芝公園保育園の前面道路(約230m)を対象に実証実験を行い、それを踏まえて今年度から本格的に「子育て送迎ルート」の整備に乗り出すことにしたものです。今年度は約3400万円を予算計上し、区立神明保育園への送迎ルート(520m)を整備することにしています。

 最終的には、区内45か所(約12km)の教育・保育施設への誘導ルートを「子育て送迎ルート」として、令和14年(2032年)までに整備を完了するとしています。この「子育て送迎ルート」の設定により、子ども乗せた自転車の安全な通行を支援するとともに、歩行者や自動車に対して教育・保育施設につながる道路としての認識を促し、道路を通行する全ての人が気付き、理解できるようにするのが狙いです。

 よく見かけるスクールゾーンは、一般的に小学校を中心とした半径500メートル程度の通学路を対象に、交通標識や路面標示、看板などでエリアが示され、ドライバーに注意を喚起しています。スクールゾーン内では、「一方通行」「速度制限」「登下校時間帯の車両通行禁止」などの規制もかけられています。

 それに対して、今回の「子育て送迎ルート」は、区独自の取り組みとしてそこまで規制はかけていませんが、保育所や幼稚園等の周辺の道路に子育て送迎ルートであることを周知する案内サイン(ピクトグラム)を掲示し、路側帯には専用色で塗装して、ドライバーや通行者に安全意識を持ってもらうことを目指しています。

 本来であれば、子どもを乗せた自転車が安全に安心して通行できるよう、歩道の一部に自転車専用の通行帯がほしいところですが、都市部の道路事情もあって車道の路側帯を色分けして通行することになります。とはいえ、子ども・子育てに関心が高まっているときだけに、ドライバーや一般の通行者に子育て送迎ルートであると認知してもらい、意識を持ってもらうことは大切なことだと思いますし、全国的に拡がってほしいものです。

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