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乳幼児の約7割がインターネットを利用

  • 執筆者の写真: 吉田正幸
    吉田正幸
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

ごく僅かながら生成AIを利用する幼児も!


 文部科学省はこのほど、「令和7年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)」を発表しました。それによると、小学校就学前の幼稚園や認定こども園、保育所等に通園している乳幼児の約7割がインターネットを利用していることが分かりました。

 平日1日当たりのインターネット利用時間をみると、「1時間以上2時間未満」が35.0%で最も多く、次いで「2時間以上3時間未満」が27.2%、「1時間未満」が18.5%、「2時間以上3時間未満」が9.3%などとなっていました。平均利用時間は1時間49分、2時間以上の割合は45%でした。

 すでに乳幼児の段階で大半の子どもがインターネットに接しており、その時間も2時間近くに及んでいることが分かります。5歳の子どもの場合、5時間以上利用している割合が7.2%もあり、インターネット利用が常態化している様子がうかがえます。

 インターネットを利用している機器としては、テレビや自宅用のパソコン・タブレット、ゲーム機、スマートフォンなど多様化しており、いつでも、どこでもインターネットに接続できる環境が拡がっているようです。

 インターネットの利用内容では、「動画視聴」が94.8%で最も多く、次いで「ゲーム」が38.5%、「音楽を聴く」が18.0%、「勉強・習い事」が12.4%などとなっていました。興味深いのは、今年度調査からChatGPTなどの生成AIも調査項目にしていて、割合は少ないものの0.2%が利用していると回答していました。ちなみに、小学生(6~9歳)では2.7%、小学生(10歳以上)では8.2%となっており、徐々に生成AIが使われつつある状況がうかがえます。

 ここまで利用が一般化したスマートフォンのネット利用に関する保護者の取り組みをみると、0~9歳の低年齢層の子どもの保護者のうち「ルールを決めている」との回答は79.5%、スマートフォンによる子どものネット利用を管理しているとの回答は96.8%と、比較的高い割合を示しています。

 保護者の具体的な取り組みとしては、「目の前( 画面が見える距離)で使わせている」「利用してもよい時間や場所を決めて使わせている」「何を( 内容) どれくらい( 時間)使っているのか把握している」「対象年齢にあったサービスやアプリを使わせている」などが多かった一方で、「フィルタリングを使っている」は24.8%にとどまっていました。

 幼稚園や認定こども園、保育所等に通園している乳幼児の保護者に限ってみると、子どもが利用するスマートフォンのフィルタリングに加入しているのは13.9%にとどまっており、小学生(6~9歳)の40.2%に比べると3分の1程度に過ぎないことが分かりました。

 その大きな要因として、低年齢層の子どもの保護者の場合、スマートフォンのフィルタリング機能を認知している割合が46%と半数に満たないことも影響していると言えそうです。

*本稿で取り上げたデータで特に説明のないものについては、小学校就学前の幼稚園や認定こども園、保育所等に通園している乳幼児を対象としたものに限っています。

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