昨年1年間の出生数は70.6万人に減少!
- 吉田正幸

- 2月26日
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出生数の減少の程度はやや緩和したものの…
厚生労働省は2月26日、人口動態統計速報(2025年12月分)を公表しました。その結果、2025年1月から12月まで1年間の速報値が明らかになり、2025年1年間の出生数は約70.6万人となることが分かりました。正確には70万5809人で、前年より1万5179人(対前年比2.1%)の減少となります。
出生数が前年より減少するのは10年連続となりますが、減少数・率とも前年に比べて半分以下となっており、減少の程度が緩和しています。月別の状況をみると、6月と12月に限っては、一昨年の同月をわずかながら上回っています。とはいえ、今年は60年ぶりに丙午(ひいのえうま)の年にあたり、60年前の「1.57ショック」ほどまではいかないにしても、出生数が増加に転じる可能性は低いのではないかと考えられます。
ただ、この速報値は、日本における日本人、日本における外国人、外国における日本人等も含んだものであり、日本における日本人の子どもだけの出生数は6月頃に公表される人口動態統計月報で明らかになります。月報の数値は、速報値より3万人前後低くなっています。
そう考えると、今回の速報値が70万5809人ということは、日本における日本人の子どもだけの出生数に限れば67万人台半ばということになりそうです。
このほか、出生数に影響を及ぼす婚姻件数をみると、50万5656組で前年より5657組(1.1%)増え、離婚件数は18万2969組で6983組(3.7%)減少するなど、いくらか明るい材料と言えそうですが、婚姻件数の増加率は前年の半分にとどまっていることから、出生数の増加にどこまで貢献できるかは分かりません。

