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結婚する意思のない若者が急増!?

執筆者の写真: 吉田正幸
吉田正幸
4 時間前
読了時間: 3分

未婚者の希望子ども数も減り続けて…


 

 婚姻件数と出生率には強い相関関係があるとされていますが、最近公表された2つの調査結果からは結婚するつもりのない若者が増えていることが明らかになっています。いずれの調査結果からも、積極的に結婚したいという若者が減っており、その理由としては経済的な不安や自由時間の減少が多く挙げられています。

 結婚・出産適齢期を迎える若者の人口が今後さらに減っていく中で、結婚する意思のない若者が増えていけば、少子化に歯止めをかけるどころか、ますます拍車がかかることになりかねません。未婚者の希望子ども数も2人を下回って減り続けているだけに、現在の少子化対策では十分な成果を上げることは難しいと言えそうです。

 2つの調査というのは、国立社会保障・人口問題研究所が取りまとめた「第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」結果と、こども家庭庁が公表した若者10万人の総合調査(ウェブアンケート調査・途中経過)です。

〈出生動向基本調査〉

 出生動向基本調査のうち独身者調査(2025年調査)は、18 歳以上55 歳未満の独身者1万5811人を無作為に抽出して実施し、6756人から回答を得たものです。それによると、結婚についての考え方について、18~34歳の場合、「いずれ結婚するつもり」と考えている男性未婚者の割合が、前回調査(2021年)の81.4%より6.0ポイント低い75.1%、女性未婚者が前回の84.3%より6.5ポイント低い77.8%と大きく低下していました。

 これに対して、「一生結婚するつもりはない」と答えた未婚者は男性で前回調査より6.7ポイント増えて24.0%、女性で6.9ポイント増えて21.5%となっていました。10年前の前々回調査と比べると、男性は12.0ポイント増と倍増、女性は13.5ポイント増と2.5倍以上増えていることが分かりました。

 また、未婚者に子どもは何人くらいほしいか希望子ども数を聞いたところ、「いずれ結婚するつもり」と回答した18〜34 歳の男女の平均希望子ども数は、男性が前回より0.19人少ない1.64 人、女性が0.09人少ない1.70 人となっていました。男性は2010年、女性は2015年を最後に2人台を下回り、20年以上も低下傾向が続いています。

〈若者10万人の総合調査〉

 一方、こども家庭庁の調査では、満15歳から満39歳までの子ども・若者約10万人を対象に実施し、約6万8000人から回答を得ました。この中で、結婚についての意識を聞いたところ、「結婚するつもりはない」が35.1%に上っていました。逆に、「すぐにでも結婚したい」が9.5%、「2~3年以内に結婚したい」が10.3%、「5年以内に結婚したい」が7.7%で合計27.5%となっており、全部合わせても「結婚するつもりはない」の35.1%に及びませんでした。

 ちなみに、最も多かったのは「いずれは結婚したい」の37.5%でした。

 結婚のハードルについて聞くと、「経済的不安」が40.0%でもっと多く、次いで「自由時間減少」が34.4%、「いい人との出会いがない」が32.6%、「結婚資金の不足」が30.3%、「こどもをもつかどうかの価値観の違い」が30.1%などとなっていました。

 なお、「結婚より優先されるもの」を聞いたところ、「余暇・趣味」という回答が男女や年代を問わず5割前後あり、高い水準となっていました。

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