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認定こども園の数が10年間で4倍に増加!

  • 執筆者の写真: 吉田正幸
    吉田正幸
  • 2025年12月1日
  • 読了時間: 2分

幼稚園・保育所に比べて認定こども園の一人勝ち?


 こども家庭庁はこのほど、「認定こども園に関する状況について(令和7年4月1日現在)」を公表しました。それによると、認定こども園の園数は前年度より729園増えて1万1212園となり、2015年度に子ども・子育て支援新制度が始まってからちょうど10年間で4倍近く増えたことが分かりました。園児数についても、前年より3万4489人増の121万5916人となり、この10年間で10年間で3倍以上増えています。

 少子化の影響を受けて、幼稚園だけでなく保育所も園数、園児数とも減ってきている中で、認定こども園の園数、園児数だけが増え続けており、今後さらに認定こども園の存在感が高まりそうです。特に、幼保連携型認定こども園については、この10年間で園数が4倍も増えて認定こども園全体の7割近くを占めるなど、認定こども園の中核的な存在になっています。

 また、他の類型についても、幼稚園型は10年間で約3倍、保育所型は6倍以上増えており、保育所型が大幅に増えていることが分かります。これは、女性就業率の上昇に伴う保育ニーズの高まりを受け、待機児童対策が進められたことも、保育所型の増加に影響していると考えられます。

 そのことを裏付けるように、認定区分別の園児数をみると、1号認定子どもが2万人近く減っているのに対して、2号・3号認定子どもは5万人以上も増えています。

 一方、設置主体別にみると、国公立に比べて私立の占める割合が非常に大きく、認定こども園全体の85%が私立となっています。私立の設置主体別の状況では、社会福祉法人が5668園と全体の約51%を占めており、認定こども園の半分が社会福祉法人立となっていることが分かります。

 社会福祉法人以外の設置主体別園数をみると、学校法人が167園増えて3545園、宗教法人が2園減って46園、株式会社等の営利法人が23園増えて182園、NPO法人等のその他法人が8園増えて94園、個人が3園減って24園となっています。

 設置主体別で園数が多い形態としては、社会福祉法人立の幼保連携型が4336園と最も多く、次いで学校法人立の幼保連携型が2066園、学校法人立の幼稚園型が1443園、社会福祉法人立の保育所型が1319園などとなっています。

 認定こども園は、幼稚園機能と保育所機能と子育て支援機能を総合的に発揮できる多機能化施設であることから、今後さらに少子化の進行や保護者の就労形態・子育て家庭の状況変化がみられたとしても、他の施設種別に比べてそうした変化に対応しやすい存在と言えそうです。


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