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次期改訂に向けた審議まとめがパブコメに

執筆者の写真: 吉田正幸
吉田正幸
16 時間前
読了時間: 3分

「遊びの深まり」や「0歳からの学び」を重視


 文部科学省は現在、10月6日から11月5日までを期間とする「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」に関するパブリック・コメントを実施しています。そこには次期幼稚園教育要領改訂に向けた内容も含まれています。

 そこで、審議まとめに盛り込まれた幼児教育に関する内容を整理し、そのポイントと今後の課題について考えてみました。詳しい解説は、会員ページの「ニュース解説」に掲載しています。

 文科省がパブコメに載せた『審議まとめ(幼児教育関係)』では、施設類型(幼稚園・保育所・認定こども園)を問わず、全ての乳幼児に対する幼児教育の質向上と、小学校教育へのスムーズな学びの連続性を確保するための改善策が示されました。これを保育現場に結びつけると、自園の教育・保育の振り返りや、今後の指導計画の改善、さらに小学校や地域との連携強化に向けた取り組みが求められます。

◇5つの主要ポイント

1. 資質・能力の構造化と「遊びの深まり」の実現

 育みたい資質・能力(3つの柱)、3つの視点・5つの領域のねらい・内容、及び「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の相互関係を明確化・整合化します。

 乳幼児が自発的な遊びの中で「好き」や「得意」を広げ、心身全体を働かせて資質・能力を一体的に育む「遊びの深まり」の実践を目指します。

2.0歳からの学びの連続性と乳幼児理解に基づく評価(PDCA)の充実

 身体感覚の育成、他者と関わり協同する力、言葉を用いて考える力の基礎を、0歳からの成長プロセスの中で系統的に育みます。

 園生活における具体的な姿を日頃から記録・蓄積し、遊びの中の「学び」を捉え直すことで環境再構成や援助の改善(PDCAサイクル)を図ります。

3. 「幼保小の架け橋プログラム」と「対話のための資料」の活用

 5歳児から小学1年生までの2年間を「架け橋期」とし、園と小学校が協働して架け橋期のカリキュラム(スタートカリキュラム含む)を作成・実施します。

 遊びの中で育まれた資質・能力を小学校関係者と共有するため、「対話のための資料」を作成・活用し、互恵的な教育の充実を推進します。

4. インクルーシブな環境整備と地域の推進体制

 障害のある乳幼児への「基礎的環境整備」と「合理的配慮」の提供、外国人乳幼児等への日本語や母文化に配慮した指導体制を整備します。

 都道府県や市町村に設置される「幼児教育センター」や幼児教育アドバイザー等を活用し、設置者・施設類型を超えた地域の支援ネットワークを構築します。

5.「養護」は学びの基盤として再確認

 安心感や保育者との信頼関係があるからこそ、子どもは主体的に環境に関わり、遊び、学びます。特に0~2歳では、早期教育化ではなく、養護と応答的な関わりが重要になります。

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