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処遇改善の実効性は担保できるのか?
骨太の方針で保育人材確保こそ謳われたものの… 政府の経済財政諮問会議はこのほど、経済財政運営と改革の基本方針2025(原案)をとりまとめました。この中で、保育人材の確保については、「公定価格の引上げを始めとする処遇改善」「保育士・幼稚園教諭等の処遇改善、保育士配置の改善」...

吉田正幸
6月10日


予想された出生数70万人割れの現実!
少子化のトレンド反転は果たして可能か? 昨年1年間の出生数は約68万6000人、合計特殊出生率は1.15。厚生労働省がこのほど、令和6年人口動態統計月報年計(概数)を公表したところ、こんな厳しい現実が明らかになりました。その背景には、やはり未婚化・非婚化、晩婚化・晩産化の...

吉田正幸
6月6日


政府の「賃金向上推進5か年計画」で保育も課題に
保育現場のさらなる処遇改善とICTの普及・活用が盛り込まれる 政府の第34回新しい資本主義実現会議が開かれ、「中小企業・小規模事業者の賃金向上推進5か年計画」の施策パッケージ案が示されました。この賃金向上推進5か年計画には、保育分野の課題も盛り込まれ、...

吉田正幸
5月19日


保育現場の8割がICTを導入しているが…
ICT導入で一定の成果はあったが、肝心の職員の働き方改革は? 三菱UFJリサーチ&コンサルティングがこのほど、「保育施設等におけるICT 導入状況等に関する調査研究事業」報告書をまとめたところ、認定こども園や保育所、幼稚園等の約99%がパソコンやタブレット機器を保有してお...

吉田正幸
5月18日


横浜市の待機児童が遂にゼロに!
保育需要を上回る受入枠拡大や多様な支援策で成果 横浜市はこのほど、今年4月1日現在の待機児童数がゼロになったと発表しました。2013 年にいったんゼロとなって以来、12 年ぶりの待機児童ゼロを達成したことになります。同市では近年、就学前児童数が減少しながらも、利用希望者が...

吉田正幸
5月11日


保育指針や教育・保育要領の改定へ!
幼保小の連携や保育DX、子ども・子育て支援など課題に こども家庭庁のこども家庭審議会が4月25日に開かれ、 保育所、認定こども園における保育の内容の基準等の在り方について、石破茂総理から諮問を受けました。これは、令和9年度から改定される予定の保育所保育指針や幼保連携型認定...

吉田正幸
4月30日


関西の経済団体が“現実的な”少子化対策を提言
人口減少に適応する戦略への取り組みも重要だと主張 関西経済同友会・少子化問題委員会はこのほど、「西から実現。生みやすい・育てやすい企業 ~経営者は、当事者視点を持ちトップダウンで「実現」を~」と題する提言を発表しました。少子化問題に対する強い危機感に基づいて、...

吉田正幸
4月21日


OECDのStarting Strong Ⅷが公表される
幼児教育・保育政策の重要性と投資効果を強調 OECD(経済開発協力機構)はこのほど、幼児教育・保育白書第8部(Starting Strong Ⅷ)を公表しました。幼児教育・保育の重要性や公的資金の増額を改めて説いたもので、エビデンスに基づいた幼児教育・保育政策は将来の社会...

吉田正幸
4月9日


人材紹介事業者の手数料を透明化!
職業紹介に加えて求人情報サイト事業者も祝い金を禁止 職業紹介事業者の透明性を高めるため、職業安定法に基づく省令及び指針が一部改正され、令和7年4月1日から紹介手数料率の実績の公開や違約金規約の明示が必要になりました。併せて、求人サイトなどの雇用情報提供事業者による「祝い金...

吉田正幸
4月2日


誤嚥事故防止で分かりやすい啓発資料を作成
食材や大きさ、形状など誤嚥事故防止のポイントを解説 近年、給食等で提供されたリンゴ等の誤嚥による窒息死など重大事故が発生していることから、こども家庭庁はこのほど、誤嚥事故防止に向けた「教育・保育施設等における誤嚥事故防止のための食材整理表」や「おやつの選び方注意点、行事や...

吉田正幸
3月16日


保育所等の利用率は低下しても収益性は上昇
認定こども園のほうが安定した経営状況にはあるが… 福祉医療機構がこのほど、「2023 年度 保育所および認定こども園の経営状況について」のレポートをまとめたところ、保育所も認定こども園も少子化による利用率の低下に見舞われながら、公定価格や処遇改善等加算の算定率の引き上げな...

吉田正幸
3月4日


退職手当共済で保育所等の公費助成を2年延長!
人材確保など今後の状況次第で助成打ち切りも? 保育所等の職員に関する社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直しが、社会福祉法人の保育関係者にとって大きな懸念材料になっていましたが、国や都道府県の補助打ち切りが2年間延期されることがこのほど分かりました。これにより、法人側の...

吉田正幸
2月28日


昨年1年間の出生数は約72万人にまで減少!
日本で生まれた日本人だけなら70万人割れが確実 厚生労働省は2月27日、人口動態統計速報(2024年12月分)を公表しました。これにより、2024年1月から12月までの速報値が明らかになり、2024年1年間の出生数が約72万人となることが分かりました。正確には72万988...

吉田正幸
2月28日


人口だけでなく子ども政策でも他を圧倒する東京
0~2歳児 の無償化などチルドレンファースト実現に邁進 東京都はこのほど、令和7年度予算案を公表しましたが、その中で3歳未満児の保育料について今年9月から第1子まで無償化することが明らかになりました。そのための予算として、無償化全体で763億円を計上しています。少子化対策...

吉田正幸
2月23日


令和7年度の「こども誰でも通園制度」概要を再確認
補助単価や実施施設、人員・設備基準など気になる点も こども家庭庁のWEBに掲載されている「こども誰でも通園制度」に関する最近の資料から、来年度(令和7年度)の事業内容を改めて整理しておきます。 来年度は、子ども・子育て支援法の地域子ども・子育て支援事業に位置づけられるこ...

吉田正幸
2月16日


人口の転入超過は東京圏の一人勝ち!
地方は少子化に加えて女性の人口流出でダブルパンチ 総務省はこのほど、住民基本台帳人口移動報告の2024年結果を公表しました。これは、国内外の人口の移動状況を明らかにしたもので、地域の少子化にも影響を与える地方自治体間の人口移動の状況を知ることができます。...

吉田正幸
2月5日


昨年1年間の出生数は70万人割れが確実に!
来年の丙午を控え、少子化はさらに加速するのか? 厚生労働省はこのほど、令和6年11月分の人口動態統計速報を公表しました。それによると、昨年11月の出生数は5万7939人で、1月から11月までの累計では66万1577人となっており、昨年同期間の69万6886人に比べて3万5...

吉田正幸
1月29日


1歳児の配置改善の要件が明らかに
決して低くない要件のハードルで加算適用施設は 3 割以下? こども家庭庁はこのほど、令和7年度予算案に盛り込まれた1歳児の職員配置の改善に関する要件を明らかにしました。求められる要件をすべて満たせば、1歳児の職員配置を6:1から5:1に改善できることになりますが、要件のハ...

吉田正幸
1月12日


無償化で保護者の教育費負担は軽減されたが…
物価上昇もあって徐々に負担が増える傾向に 文部科学省がこのほど、令和5年度子供の学習費調査の結果を公表したところ、令和元年10月から実施された幼児教育・保育の無償化により、公立幼稚園、私立幼稚園いずれも保護者の教育費負担が大幅に下がったものの、その後の物価上昇もあってか負...

吉田正幸
1月8日


認定こども園の最新状況がようやく明らかに
認定こども園の数が今年 4 月で 1 万か所を超える! 令和5年・6年の認定こども園の園数や園児数、類型、設置主体などの状況が、このほど明らかになりました。令和4年までの状況については、内閣府子ども・子育て本部が開催する子ども・子育て会議で毎年秋頃に示されていましたが、こ...

吉田正幸
1月7日
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